創立125周年に寄せて

高木 俊介

思想はラディカル、
実践はおおらか、
かつ楽天的に。それが
京大で培った私の指針。

たかぎクリニック院長/
京都・一乗寺ブリュワリー代表取締役

高木 俊介

京都大学医学部 1983年卒業

 思想はラディカルに、実践はおおらか、かつ楽天的に。
 グラムシの言葉を自己流に解釈した座右の銘。この言葉への共感は京大で過ごした学生時代に根ざしている。
 医学部に入ったが、そちらの勉強はまったくせず、文化人類学の教室に入り浸り、しまいにはアフリカに行くことになる。医者としてはつぶしがきかず、精神科医になってしまった。学生運動の余韻が残る京大病院精神科に10年勤めたが、独立行政法人化と大学院大学化で医局の京大らしさは失われたと思う。私はといえば、現在の往診専門のチーム医療というやり方に文化人類学の影響がどこかにあり、二足のわらじでクラフトビールの会社を創業することで、かつての「近衛ロンド」の人たちとまたつながった。
 そのようにして、思想のラディカルさと実践の楽天性という指針は、かつて京大で培われたものとして私の中に、今も、ある。

2021.04.28 WED

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