わたしの京大力

No.001
福田 千恵子

寄り添いのきっかけをお届けします!!
「千恵の遺産」プロジェクトは、
私から京都の街への恩返し。

経済学部 4年生/
一般社団法人CHIE-NO-WA 代表
福田 千恵子

Profile

埼玉県出身。幼少期を台湾で過ごす。特色入試で京都大学に入学し、体験型海外渡航支援制度「おもろチャレンジ」への参加、NTTドコモコンテスト最優秀賞受賞など学内外で精力的に活動。2019年より「千恵の遺産」の活動を開始し、同年10月に一般社団法人CHIE-NO-WAを設立。2020年6月30日に観光庁より発行された、国際基準に準ずる「日本版持続可能な観光ガイドライン」にて、持続可能な観光の実現に向けた先進事例として紹介される。

一人一人から始まる寄り添いが、何か社会を変えるはず。

 私が現在取り組んでいる「千恵の遺産」という活動は、大学生活でのさまざまなチャレンジやたくさんの出会いから始まりました。

 そもそも京都大学に進学したのは、自由で活発なイメージのあった京大なら自分らしくやりたいことを追求できそうだと感じたからです。入学後は1年生のときからMBAの授業を聴講したり、「おもろチャレンジ」を利用して台湾の女性の社会進出を現地調査したり、大学の仕組みを活用して積極的に見聞を広めました。

 そうした中で、京都が抱える観光公害という問題を知りました。大好きな京都に何か恩返しをしたいという思いから、地元の方と京都に訪れる方のよりよい関係をつくる事業アイデアを考案。このアイデアを携えて、3年生になる春に、大学生から地元で働く方、観光庁の方まで京都の街に関わる方々にお会いして対話を重ねる活動を始めました。そこでわかってきたのは、観光公害のほとんどは、実は人と人とのほんの小さなすれ違いだということ。地元の方と京都に訪れる方がほんの少し気持ちに余裕を持ち、相手への敬意を払うことで、観光公害と呼ばれる現象は改善できるのではないか。そんな考えのもと、活動は対話によって人々に寄り添いのきっかけをお届けすることにシフトしていきました。

 「千恵の遺産」と名付けたこの活動を進める中で、こうした寄り添いの心を何か証にできないかと考えるようになりました。そこで考案したのが、敬意の証となるブレスレットです。地元の方や京都に訪れる方がこのブレスレットを身につけることで、お互いへの敬意をさりげなく表し、また日常の中で寄り添いの心を自ら意識するきっかけになります。京くみひもの職人さんのご協力を得て2019年秋からこのブレスレットの販売を開始し、同じ頃に一般社団法人CHIE-NO-WAを設立。ありがたいことにダイドードリンコ(株)からスポンサーのお声がけをいただくなど、たくさんの方からご賛同・ご支援をいただき、寄り添いの輪が、少しずつ、広がっています。

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1年生の時に「おもろチャレンジ」で台湾に渡航し、女性の社会進出について調査。その行動力と度胸が「千恵の遺産」にも活きている。

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ブレスレットを設置しているご協力拠点さんと。1000円(税抜)で販売され、売上の一部は地域貢献費に充てられる。

自由な環境は、いろんな人に支えてもらってできていると知りました。

 私にとって京都大学は、何もかもが自由な場所。動けば動くほどチャンスを与えてくれますが、「千恵の遺産」の活動をする中で、この自由は学生を信頼し放任してくれるおおらかさがあるから実現できているということを知りました。こうした環境のおかげで、大学の中だけでは出会えない方々と沢山のご縁をいただき、現在の活動につながっています。

 そんな京都大学も、代々、学生のお腹を満たしてくれる地域の食堂から大学に寄付してくださっている企業まで、多くの方々にずっと支えられてきたことを知りました。だからこそ、一京大生として、「千恵の遺産」の活動を通して、恩返しができたらいいなと思っています。

わたしの京大力MY KYODAI-RYOKU

「“京大力”なんてわからない! めざす未来に対し、私のできることで、私のすべきことをやる!」と突き進む力

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